一般社団法人鳥取県地域教育推進局(以下、当法人)の代表、田川慶一郎は、鳥取を拠点に地域や学生への支援を行う。田川さんはその支援をコーディネートだと呼んでいる。
コーディネートって一体どういうことなのか、なぜ始めたのか。それを知るために、今回は当法人HP部が田川さんにインタビューをしてみた。

伴走型支援にて相手のやりたいことを引き出し、発揮させる場を提供する

―――田川さんは当法人でいつも何をしているのでしょうか。
田川慶一郎(以下、田川):一言で表すとコーディネートだねー。やりたいことを持った人がうちの法人にやってくるんだけど、その人のやりたいことをどうしたら実現できるのか一緒に考えているかな。例えば、どうしてそれをやりたいと思ったのか、どのようにしたら手伝ってくれる仲間に出会えるかなどかな。そして、そこで人や物が必要であれば地域や企業とつなぐ役割も担っています。ただ、その際にお互いにメリットがある状態で繋げるようにしているよ。その後も、訪ねてきた人のやりたいことを一緒に考えながら実現に向けて支援をしています。

―――コーディネートのイメージは。
田川:珈琲豆をブレンドする感じかなー。ある珈琲豆と別の珈琲豆を調合したら美味しいコーヒーが作れると思っていても、ブレンドしてくれる人がいないと作れないんだよね。僕がその珈琲豆をブレンドする仕事をしているといったらコーディネーターのイメージはつきやすいかね。

人を紹介するときは、双方のことを詳しく知っている状態であるべき

―――人と人とをつなげるときに意識していることは。
田川:地域の人々に紹介するのは、僕が責任を取れる人にしているよ。だから、僕自身がウチの法人にやってきた人を、だれかに紹介できるまでしっかり知ることが大切だと思っています。地域の人と外から来た人、お互いの特徴や思想、いいところや悪いところも双方に紹介をすることができる、もしくは片方を非常に詳しく知っている状態だと紹介しやすいかな。お互いのことを知っていて、何かあっても僕が責任を取れると思ったら繋げるようにしています。

県外から訪れる学生インターン生とも、まずはお互いを知るところから

――― 県外から来るインターンの学生にも「自分のこと」を知るところから始めるのでしょうか。
田川:そうだね。ウチの法人のインターンは、自己分析ワークショップとその結果の理解(内省)に3〜10日間かけています。その間には観光スポットや地域の人が来るような場所を訪れている。訪れた場所や僕の趣味である釣りを通して相手のことを知るきっかけをつくり、インターン生のことが分かってきたら地域や会社と繋げるようにしているかな。だからこそ、短期間で鳥取を知ってもらったり繋がりを作ったりするよりも、ぼくや地域の人とのコミュニケーション、自分自身のことを知る「内省」を通じて、インターン生自身がやりたいことを知って、取り組めるような環境をつくるインターンにしています。もしかしたら、今すぐには芽が出ないかもしれないけど、将来的に役に立てば良いなと願っています。

後編は、田川がこの法人を作ったきっかけや想いを伺っています。ぜひ、後編もご覧ください!